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祭りの準備 Comments (4)
ところが後半のタマミが帰ってくる辺りから、急激に物語が走り始め面白くなります
前半の長い、息の詰まるような退屈なそれぞれの人物の背景説明が、まるで自分がその村に生きていたかのように効いてくるのです
冒頭の籠の鳥は主人公の暗喩であり、終盤に主人公自ら逃がします
浜の棒杭に巻き付いた赤い布は何でしょうか?
駅のある町と村を結ぶバスは赤いラインがあります
そして主人公がある決意をするきっかけは火事です
赤い布は棒杭に巻き付けられていて飛ばされはしません
長い間巻きつけられて赤い布はボロになりつつあるのです
広い大海原から強い風が吹いています
この村の浜の先の水平線の向こうから吹き寄せています
祭りのシーンはありません
祭りは村にも町にもありません
祭りは水平線の向こうの東京にあるのです
窒息しそうな田舎の村のこの日々は祭りの準備だったのです
走りさる列車を走りながら万歳をして見送る地元の原田芳雄が演じる悪友のシーンに祭りに向かう高揚があります
観終わった時、ずしりとした感動が残っていました
発端となったワインスタインしかり。
いま(2020)フランスで拡がるポランスキーの件もそうだ。
その行為を首謀するのは権勢や年長である。
監督と女優。上司と部下、首長と市民、警察官と被害者、教師と生徒、コーチと選手。親と子。主従の立場を利用し、女性を貶めるパターンがほとんどだ。
ところで、2065年の日本では、約2.6人に1人が65歳以上、約4人に1人が75歳以上となるらしい。
すでに経験したことのない少子高齢化社会だが、それは今後も加速していくようだ。
私の子供の頃は、たとえばバスや列車内で騒ぐ子供や若者を本気で叱る老人がいた。その怒りは、なんて言うか大正教養主義的であって、核心を突いていて、理不尽がなかった。
たしかに昔、老人は老師だった。人生の先輩だった。
そんな老人が、この世からことごとく消えた。
セクハラ報道に、なんとなく「祭りの準備」のおじいを、思い浮かべる。
脚本家中島丈博の半自伝映画だが、熱い物語性があった。わたしが嫌う「日本映画」も、叙情に流れてしまわなければ、これほど魅力的なのである。
(以下部分的ネタバレあり)
海辺の小さな村、主人公タテオは信用金庫に勤めながら、シナリオ作家を夢見ている。母と祖父(おじい)の三人暮らし。父親はよそに女をつくっている。村の同輩らは、猥雑で自堕落に生きている。タテオは家族や村人と葛藤し、性に悶々としながらも、直向きに生きている。
都会へ出てキャバレーで働いていたタマミが、ヒロポン中毒になって村へ帰ってくる。恍惚としていて、誰にでもヤらせる。我もと、タテオもいどむが、横合いからおじいに寝取られ、あきらめる。
タマミはおじいの子を宿し、二人で仲むつまじく暮らし始めるのだが、出産すると、どうした塩梅か、正気を取り戻してしまう。正気に戻ったタマミには、おじいが誰か解らない。誰とも解らない老人は嫌悪の対象でしかない。悲嘆に暮れたおじいは首を吊って死ぬ。
映画の本筋はそこではないが「祭りの準備」が忘れられないのはその件である。
年齢とともに減退すると見なされている欲求が、じつはそうではない。
街や商業施設や公共交通機関で、騒ぎに何ごとかと見れば、渦中にいるのはたいてい年配者である。
とうぜん欲求には性欲も含まれる。
「祭りの準備」のこの件が、哀しいのは、まともに見える老いた男でさえ、じつは若い女と愛し合って暮らしたいと願望している──という、おそろしくプリミティブな核心をついてしまっているからだ。
MeTooの初期の頃、カトリーヌドヌーヴが反迎合する発言をした。
「男が言い寄るのは性犯罪ではない。膝を触ったり、軽くキスしようとしたりしただけで男性は制裁され、失職を迫られている」と嘆き、セクハラ告発の行き過ぎは「女性を保護が必要な子供におとしめる」と警告した。
この発言は、軽くとらえすぎとして、すぐに追いやられた。
わが国では「言い寄る」男の三人に一人が65歳以上である。
シナリオのネタは身近な人たちの下ネタばかり。涼子(竹下)は彼を好いているものの、頭のいい男に惚れやすい雰囲気。
楯男の父(ハナ肇)は妾のところに行って帰ってこない。祖父はタマミに出来た子を自分の子だと信じ込むほど。友人のトシちゃん(原田芳雄)の兄は泥棒で捕まるし、留守の隙に別の意味の兄弟になってしまうし・・・暑さのせいか、みなセックスのことばかり考えているような町?息がつまりそうになるほど閉鎖的な町。それでも歴史的には左翼運動家が頑張ってた町だったようだが・・・
女優陣は皆おっぱいをさらけ出すけど、なぜだか竹下惠子はボディダブルっぽい。日活ロマンポルノの杉本美樹のヌードもいい。
信用金庫に宿直のとき、涼子が押し掛けてきて、火事を起こしてしまうし、最後にはトシちゃんが強盗殺人で追われることに・・・「金を貸してくれ」から2人のやりとりはなかなかよかった。だけど、まだ東京に出ることに夢があった時代なんだなぁ・・・