雨降って、ジ・エンド。
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Feb,10 ในโรงภาพยนตร์
コーヒーはホワイトで
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Feb,16 ในโรงภาพยนตร์
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Feb,23 ในโรงภาพยนตร์
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Feb,23 ในโรงภาพยนตร์
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ワンダーウーマン 1984 Comments (20)
今作の一貫したテーマが「真実と向き合う」で、何が本当で嘘かが分かりにくくなっている現代にシンプルに問うている作者の想いを感じます。
ダイアナとバーバラの対比構造など、王道のストーリー展開ですが、最後の最後まで謎を残しつつも、伏線回収してくれたので満足でした。
どちらかというと…
昔読んだ『猿の手』…読者の想像力そのものが恐怖を増幅させる名作ホラーです。そのラストを思い出して、昔味わった恐怖の印象のほうが強く残ってしまいました。
ノックされた扉。あなたなら開けますか?
ゾクッ……
ここからは、映画の話。
チグハグというか、ギクシャクというか、歯車が噛み合わないというか、ボタンの掛け違いというか……
監督も脚本もその他スタッフもキャストも資金も、きっとすべて足らないものは無かったはずなのに、出来上がった作品はすべてがいまひとつ足らない。
だって、冒頭の競技会は良かったんですよ❗️
007でもよくありますよね。本筋とは関係ないのにヤケにテンションが盛り上がる追いかけっこアクション‼️それに匹敵するほどワクワクしました。
ストーリーも決して悪くないのに、肝となる部分が何故かみんな弱いのです。
例えば…
・博物館勤務の学者(学芸員?)としての研究や分析
ぶりで周囲を驚かすような知性を発揮するシーン。
それがあってこそ、強さとの落差が快感をもたらすのに。
バットマンもスーパーマンもスパイダーマンも普段は市井の人ですよね。バーバラがやっかみ、憧れるようなシーンも無かったので、憧れは外見だけ?という薄さになってしまいました。
・クリス・パインを諦める時の葛藤(もっと悲劇的に涙を誘うパターンを期待してました)。
・東洋系⁈の息子への愛情と裏返しの関係にある野心野望との関係性(動機ともいえる)がやはり薄い。
どれもあと少しの工夫で物語に入り込めるような厚みが加わると思ったのですが、みんなどっちつかずの中途半端な印象しか残りませんでした。
文明を滅ぼすはずのあの神様は最後、消滅したのか、どこか新たな憑依先を見つけたのか。
そんなことを悩む必要を感じないほど、それまでが残念でなりません。
1作目は時代を第一次世界大戦時にすることでうまく溶け込みました。
本作は1984年とはいいながらほとんど現代でどうなんだろうと思いましたが、
スーパーマンやスパイダーマンのようには衆人の前に出ないでこっそり人助けをするんですね。
話は全世界が滅亡に向かうという大風呂敷を広げた話でしたが、
WWの力を無駄にエスカレーションさせるのではなく、従来どおりの肉弾戦と、
女性らしい話の畳み方でアベンジャーズには無い良さがありました。
私は吹き替え版で見ましたが甲斐田裕子さんの声と話し方が
ガル・ガドットの肉声よりWWらしくて良かったです。
やはり吹き替えは人気タレントではなくベテランの声優がやらないと。
それにしても、冒頭の回想シーンだけで日本映画一本分の金と手間がかかってそうで
やっぱりハリウッドはすごいと改めて思いました(笑)
とは言っても、新型コロナウイルスによって当初の予定よりは大きくズレてしまっていることと、ライバルのマーベルが今年中の公開を見合わせ、2020年は作品ゼロという状態の中で、ギリギリ年末公開に踏み切るのには、ワーナーとDCの中でかなりの会議が重ねられたことが想像できてしまう。
2020年中に公開したかった理由としては、まだドナルド・トランプが大統領の間というのもあったかもしれない。というのも今回のヴィランとして登場するマックスウェル・ロードは1987年に初登場したキャラクターであり、そのモデルは、様々な人物に着想を得ていとされているが、1980年代のトランプもそのひとりなのである
『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』のビフや『グレムリン2 新・種・誕・生』に登場したダニエル・クランプもモデルは当時のトランプであり、テレビや映画に登場するなど露出度が高いセレブで、89年にはボードゲームが発売されたほど。80~90年代の映画やドラマ、コミックに登場する実業家、資産家などのキャラクター造形には、いくらか影響を与えている。
そんなトランプがモデルとなっているマックスウェル・ロードではあるが、あくまで80年代のトランプであって、大統領としてのトランプがモデルとなっているわけではないのだが、劇中に登場するスチュワート・ミリガンが演じる大統領がトランプにそっくりなのだ。84年の大統領はロナルド・レーガンであるため、レーガンには似ていないのだ。悪意があるというかメタ的なネタかもしれないが、80年代のトランプが現代のトランプを従わせている構図は、なかなかおもしろいものがある。
トランプの伝記映画を作るとしたら、スチュワート・ミリガンが良いのではないだろうか。
監督は前作に続き、パティ・ジェンキンスが務めているが、今回は脚本としても参加していることで、女性ならではの繊細な視点が反映されているからか、時を超えた恋愛映画としての側面も持ち合わせている。
アメコミ映画ということを忘れてしまうほど、アクション・シーンが意図的に抑えられていて、その代わりにロマンチックなシーンや演出があることで、ダイアナが復活したはずのスティーブか世界かの選択を迫られるシーンは、感情移入しないではいられない。
ダイアナのたったひとつの願いであったスティーブを失うぐらいなら、力を失ってもいい、自分の身のことだけなら、それでもいいが、世界を救うためには、力を捨てるわけにはいかないという究極の選択を乗り越えたダイアナの成長も描かれる。
生身の人間でしかないスティーブが、スーパーパワーがあるということに関係なく、ひとりの女性としてのダイアナを守ろうとする様子や自分の幸せよりもダイアナの世界から与えられた役割を諭すところは、ワンダーウーマンよりヒーローらしいと言うか、だからこそダイアナはスティーブが好きで、スティーブこそが唯一の相手だと感じているところがここまで自然に伝わってくるのは、完全に恋愛映画だ
1984年という時代設定は、ひとつは単純に、監督の生きてきた時代だからこそ表現しやすいということ。
あと『ジャスティス・リーグ』後の世界を描くには、今後のDCエクステンデッド・ユニバースの動向がわからないということはあったからではあるが、産業や文化など西洋文明の絶頂期であり、未来への希望と不安が渦巻いていた時代とワンダーウーマンがどう関わっていたのかを描きたかったという点もある。
今作は、70年代のドラマシリーズへのオマージュもあることから、ドラマシリーズとDCエクステンデッド・ユニバースの間に何があったのかを描きたかったというのもあったのだろう。
神であるダイアナが相手を殺すという選択をとらずに、あえて心情に訴えかけて、人が人を助ける展開こそが、ダイアナが人類を助けることへの決心が強固となり、戦争やテロを経験した現代でも人類を見捨てないでいてくれているという一種の回答ともなっているのだ。
重厚さと、エンタメ性の両立で、「これぞ映画!」と感心させられました。