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映画 聲の形 Comments (20)
いじめっこといじめられっ子の良いコントラストや、グラデーション。そして、因果応報や人間のカルマが色濃く出ている。
人として大切なことが存分に描かれていて、漫画では表現できないまさに、
「音声」の部分が映画ならではの特徴として物語の特異性を際立たせている。
当たり前のことが当たり前じゃない。そんな事を物凄く感じたし、
この映画の作り込み、ひいては漫画作成自体のマーケティングはビジネスマンとしても
凄いし、驚嘆だわと思う。
とにかく、感動的です。 誰でも、引き込まれるのではないでしょうか。
自分は劇場で結局3回観て、何度涙を流したでしょう。 原作の漫画も当然ですが、俊逸。
いじめ、ハンディキャップ、贖罪、孤独、友情 ・・・これらのキーワードを並べてもこの映画の魅力はわからないでしょう。
今回TVでみなおして、確信しました。
「これがジャパニメーションの最高峰、ひとつの到達点だ」って。
職場に難聴の子がいるので、今マスクで顔が覆われて口元が読めない昨今は、相当ストレス溜まっているよう。私は透明のマウスシールドを使って、なるべく意志が疎通できるように努力しているつもりですが、なかなか伝わらないことも多く、ご家族の苦労を察しています。
だから、西宮さんがこの世に絶望したり、家族が必死で守ろうとしたり、コミュニケーションの取れなさに友達が離れたり、気を遣ってとりあえず謝っておいたりするのも、本当によくわかります。
ただ、やっぱり死のうとするのはダメだよね。生きる希望とか、死んだら終わり的なメッセージを込めたんだろうけど、ますます聾唖者が健常者と離れて生きざるを得ない感じになってないですか?
職場の難聴の子も、やっぱりポツンとしてるのを見るし、わがまま言わないし、長い雑談はあんまりしないで聞いてるだけかなぁ。
聞こえないって、どんな気持ちなんだろ?同じ人間に生まれてきて、どんな風にすれば喜ぶのか、嬉しいのか、たくさん話してくれるのか…
ファックスやメールのない時代は、手話か筆談しかなかったんだろうか。私たちは色んな想像力を働かせて、望んでいることを聴かなきゃね。
つくづく、コロナが憎いな!しっかり向き合って、手を握ったり、肩を叩いて呼べる時が、早く来ますように。
耳の聞こえない生徒にいじめるってひでーなと思ったら、逆にいじめられてた奴がいじめられる残酷さ。
そこで、主人公が悟ったいじめられた人の気持ち。
それを取り戻そうとする努力と裏腹に取り戻せない過去がなんとも言えない気持ちにさせた。
話が変わるが、みんなかわいい。
京都アニメーション、幸あれ!
今回初めて民放TV局で放送され、冒頭より胸に刺さるものがありながら、一つ一つ伏線を確認しながら再度視聴しました
京都アニメーションだからこそ美しい映像と原作の伝えたいことを上手く調理した表現方法は見事
時折主人公目線でカメラワークが映るのがとても独特で斬新、他のアニメとは違う魅力があります
様々な方に観て頂きたい作品だと改めて実感しました
対人恐怖症とは本当に難しい病気なんです、一生治らない人もいる、そしていじめの問題等
それをどう皆さんが感じ取ったかは、生まれや育ち、培われた思考に委ねる作風になっています
そして何よりも声優の皆さんが聲の形の世界観に力を注ぎ、受け手としては大満足のキャラクターを作り上げて下さったことに感動しました
欲を言えば映像にない大今先生の、もっと辛くて悲しくてでも素敵なお話はいくつもあるので、原作もお薦めしたい
何度観ても涙無しでは観れない映画です